メールマガジン
2011.04.04
564号 TBS・「サタデーずばッと」での私の意見
4月2日(土)に、TBS・「みのもんたのサタデーずばッと・8党激論!日本を危機からこうして救う」に出演したのは、既報の通りです。10年目に入ったこの番組を今回は特別番組にしたということのようですが、こういうタイミングでやれば、当然にテーマは大震災の復旧、復興や原発問題が中心となります。
私は、設問に要約次のように答えました。①民主党と自民党の大連立について― 国民は「ねじれ国会」での与野党のいがみ合いには嫌気がさしているので、大連立を望んでいる。しかし、大震災対策では、すでに大連立同様であり、それ以外の事柄でも組みたいという菅首相側とそうしたくないという自民党側との綱引きとなっている、私は直ぐにはまとまらず無理筋だと思う。
②原発事故の対応について― 政府、事業者ともに、後手でドジ、しかも秘密主義でお互いの連携も良くない。事故情報も正しいものが正しく伝わっていると思われず、少々オーバーで悲観的に過ぎ、国民は不安にかられている。しかし、原発はわが国にとって、なお必要であり、今回から大きな教訓を学び、今後万全の措置をとりつつ国民の理解を得る努力をすべきではないか。
③今後の対応、東電の国有化について― 原発はシェアを下げながらも維持し、併せて、風力洋上発電、電気自動車、スマート・グリッド等の普及奨励を進めるべきである。東電に対しては経営責任をきびしく問うとしても、国有化は政府側も東電側も望んでいないうえ、資金手当の他に何のメリットもないと考えるので、反対だ。
もとりより8党の意見は一致しないものの、大方の認識については、共産、社民両党を除いて、ほとんど差がないことを知ったのは収穫でした。
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