片山とらのすけ

おおさか維新の会

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2011.01.14

541号 菅第2次改造内閣、スタートへ

菅首相は、14日午前に内閣改造、民主党役員人事を決め、14日中に菅第2次改造内閣が発足する運びとなりました。

党役員人事は、党代表代行に仙谷氏、国対委員長に鉢呂氏に代って安住氏がなり、内閣は退任が仙谷、馬渕、岡崎氏に、すでにやめた柳田氏の4名、新しく、枝野、与謝野、江田、中野氏の4名が入るというもので、党、内閣ともに小規模な入れ替えで、首相のいう最強の布陣とはとても思えないものです。

 もとより、目玉はマスメディアが報じるように、「たちあがれ日本」を離党して入閣する与謝野氏でしょう。経済財政相のうえに、社会保障、税制の特命相まで兼務するとすれば、やり方にもよりますが、大変な重責です。

 首相は、与謝野氏に社会保障、税制の抜本改革に向けた与野党協議の橋わたし、とりまとめをさせたい考えでしょうが、そうは問屋が卸すかです。同氏は自民党からは除名されているうえに、公明党との関係もかって程でないと聞きますし、「たちあがれ日本」との関係もかなり冷えています。消費税引上げ積極論者だけに、消極的なその他の党との関係もスムーズでなく、民主党内の反応も当然に複雑で、与謝野起用効果は相当に疑問です。

また、内閣を統括し、党内や野党との折衝の窓口となり、マスメディア対策を司る官房長官に枝野氏が適格かどうか大いに議論がありますし、参院議長までしながらまだ入閣したいという江田氏の姿勢にも強い批判が寄せられています。しかし、一番の問題は、この内閣が何時まで続くかです。

平成23114

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