片山とらのすけ

おおさか維新の会

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2010.10.12

514号 最近の日台関係について

108日から10日まで、台湾に行って来ました。99周年になった双十國慶節式典に初めて列席することがメインですけれども、それと併せて3年前から走っている高速鉄道(新幹線)に試乗することも目的で、ブログに書きましたように、いずれも、長年の願いを果たすことができ、大変嬉しく思っています。

日台関係では、人的往来は、平成21年で日本人訪台者100万人、台湾人訪日者102万人ですが、人口比からすると圧倒的に台湾人が多く、また、この一年中国人訪台者が急増、97万人となっています。日台間の定期旅客便数は週に229便です。

貿易では、日本の輸出362億ドル、輸入145億ドルで日本の出超217億ドル、日本から見て台湾は第4位、台湾から見て日本は中国に次ぐ第2位の貿易相手です。

昨年実施した世論調査によると、台湾人の対日意識として、最も好きな国は日本が52%、米国は8%、中国はたったの5%です。しかし、最も親しくすべき国になると、中国が33%とトップで、日本は31%、米国は16%と変わります。日本は信頼できる41%、将来の日台関係を楽観視も50%です。

一方、日本人の対台意識は、台湾を身近に感じる56%、現在の台湾関係は良好76%、台湾を信頼している65%という数字で、世界中でこれだけの親近感と信頼関係を持ち続けているのは台湾だけでしょう。

台中の両岸関係も人的交流、貿易、投資など経済を中心に急速かつ広範に改善されつつあるものの、それが政治にどういう影響を与えるのか、双方の長い確執と思惑を思うとき、そう簡単に行くとは考えられません。

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