片山とらのすけ

おおさか維新の会

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2010.09.24

509号 10月1日から臨時国会スタート

政府与党は、臨時国会を101日に、招集することを決めました。菅改造内閣発足後、初の論戦舞台となる臨時国会が衆参ねじれのもとスタートし、本格的な攻防が展開されることになります。

政府与党は、当初、104日、5日ブリュッセルで開催のアジア欧州会議(ASEM)に菅首相が出席のため6日招集を考えていましたが、早期招集を求める野党の顔を立て、ここは譲歩した方が得策だと判断したのは、①年末には来年度予算編成が控えており、十分な審議時間を確保した方がよいこと、②その来年度予算の通常国会でのスムーズな成立、執行のためには野党の協力が不可欠であり、それにはこの臨時国会で与野党協議の筋道をつけておく必要があること等が理由です。

詳しく言えば、この臨時国会で、追加経済対策を盛込んだ補正予算案を提出し、景気対策が主力であるだけに野党も反対しにくいことを見越して与野党による事前協議を進めて、合意形成を図り、通常国会のモデルケースとしたい思惑があったわけです。

そして、国会のスケジュールとしては、会期は12月上旬までの70日程度を見込み、104日~6日衆参両院での代表質問、7日、8日衆院予算委、12日参院決算委、13日、14日参院予算委という想定をしています。ただし、北海道第5区の衆院補選中は政治休戦です。

しかし、政府与党が考えるように、問屋が卸すかどうかです。菅内閣がスタートして最初の臨時国会で、まず妥協ありき、まず補正予算案の与野党協議ありきでは、野党としての姿勢を問われることになりますし、菅政権には問題山積です。何よりも、円高株安問題、尖閣諸島の中国漁船衝突事件、普天間基地移設、「政治とカネ」の問題等々、国民の懸念を徹底的に糾さなければ、野党の存在意義はないということになるでしょう。

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