メールマガジン
2010.09.17
507号 菅・岡田新体制が決まる
賑々しく展開された民主党代表選は、9月14日投開票が行われ、菅首相が国会議員票、地方議員票、党員・サポーター票のいずれでも小沢氏を制し、国会議員票はほぼ互角であったものの、世論の動向を反映した党員・サポーター票で大差をつけ、721ポイント対491ポイントで圧勝しました。
菅首相は、直ちに民主党役員人事に着手、幹事長に岡田氏、政調会長に玄葉氏の留任、国対委員長に鉢呂氏を決め、引き続いて閣僚の入れ替え人事を断行しました。
岡田幹事長については、本人の外相続投希望もあり難航したようですが、代表選の早い時期に、私はマスメディア関係者からこのことを聞きました。彼の挙げた幹事長としての理由は、①岡田氏は官僚出身だけあって、上司に忠実で、使い易いこと、②また、官僚出身の特徴として、政策も幅広く、実務能力があること、③堅物で一匹狼の原理主義者、徒党を組んだり、担がれるタイプでないこと等でした。
さて、今回の党役員及び閣僚の人事を見ると、小沢支持グループからの起用はあっても、小沢グループそのものからの起用は見送られ、政権の脱小沢路線は維持されています。これからすれば、今後、小沢グループは党内野党として、非協力的な姿勢をとる可能性は極めて高いと予想されます。
さらに、菅・岡田体制には、民主党が亀裂含みであるだけでなく、「ねじれ国会」という大きな試練が待ち受けています。菅首相はパーシャル連合を目指しているようですが、挙党態勢がないまま、野党との信頼関係を築くことなく、国会運営を行うとすれば、大変な苦労と努力を覚悟しなければならないでしょう。
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