片山とらのすけ

おおさか維新の会

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2010.08.27

501号 小沢氏、民主党代表選へ出馬

 小沢前幹事長は、26日午前、民主党代表選(91日告示、14日投開票)に立候補することを表明しました。その直前まで、小沢氏と会談していた鳩山前首相も、小沢氏を支持する考えを明らかにしました。

 小沢氏は、鳩山前首相を介して申し入れた挙党態勢構築の要求を、菅首相が拒否したことを出馬の理由に挙げていますが、このまま出馬しなければ急速に求心力が失われる一方、小沢グループの結束のためにも中堅、若手の強い要請を受け入れ、鳩山氏の支援も得て戦う方が得策との判断が背景にあると思われます。

 党内各グループの態度表明は、すでに明らかにしているところを除きこれからでしょうが、注目の鳩山グループは、鳩山氏本人は心情的には小沢氏に近いとしても、グループ内がそれで一致するかどうかは微妙なところです。

 小沢氏側は、選挙戦で挙党態勢を掲げるとともに、昨年の衆院選のマニフェストの実行を訴える構えです。消費税率引上げは反対で、財政出動路線への復帰を求める意見が大勢です。 

 これに対し、菅首相側は、小沢氏の「政治とカネ」の問題や短期間での首相の交代の是非を争点にするとともに、財政再建を重視、衆院選マニフェストの修正もやむを得ないとしています。

  「ねじれ国会」の対応では、菅首相はパーシャル連合を指向し、小沢氏は連立政権を模索するのではと見られていますが、党を二分する菅対小沢の大一番、展開によっては民主党分裂、政界再編の大きな引き金となる可能性が出て来ました

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