メールマガジン
2010.06.10
483号 菅政権登場と参院選について
わが国政治の動向を決する参院選が近づいて来ました。7月11日が投票日
との想定です。相次ぐ迷走で内政、外交ともに行き詰まり、「政治とカネ」の
問題も抱えた鳩山政権では、民主党は惨敗すると予想されていましたが、
菅政権の登場で事態は大きく変わりました。
直近の報道各社の世論調査では、内閣支持率は鳩山政権末期の3倍以上
に跳ね上がり、軒並み60%台に達しています。「脱小沢」を鮮明にし、世代
交代を行ったことなどが好感を持たれたと思われます。参院選は攻守所を
替え、野党に厳しいものになって来ました。
しかし、表紙は変わりましたが、中味が変わったわけではありません。民主
党政権の本質やマニフェストによる基本政策などは何ら変更されていない、
普天間基地移設問題も、バラマキによる財政悪化も、「政治とカネ」の解明は
少しも進んでいません。このままでは日本沈没の可能性は依然として高いと
考えます。
とすれば、民主党政権のこれ以上の存続を許すべきでなく、参院選での
単独過半数獲得は、断固として阻止しなければなりません。野党はこれに
勝利し、次なる政権交代のための反転攻勢の第一歩とすべきです。
参院選勝利のためには、野党の奮起が必要であり、その方途や連携が
模索されなければなりませんが、その中核には、実力と実績のある「たち
あがれ日本」があるべきだと私は考えています。
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