片山とらのすけ

おおさか維新の会

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2010.06.02

481号 鳩山、小沢両氏の辞任について

 62日午前の民主党両院議員総会で、鳩山首相は、連立政権から社民党が

離脱したことと、「政治とカネ」の問題で党に迷惑をかけたことを理由に辞任を表明、小沢幹事長にも辞任を促して、了承を得たことを付け加えました。

 これまで鳩山首相は続投に強い意欲を持ち、閣僚の多くもそれを擁護し、小沢氏も鳩山辞任は自身に及ぶ恐れがあって消極的と伝えられていましたが、結果は逆でした。

 予想を越えた展開は、永田町を中心に大きな衝撃を与えましたが、今後これ

が政局にどういう影響を与えるのか、まだ定かではありません。明後日は、午前に民主党代表を選び、午後に首班指名をし、後、組閣というスケジュールとなる

ようです。

 小沢氏にとっては、現在の小鳩体制がベストなことは言うまでもありませんが、選挙の責任者として鳩山首相では選挙は戦えないという声が参院改選議員を

中心に強くなれば、それに従わざるを得ず、そうなれば首相と同じ「政治とカネ」

の問題を抱えるだけに、セットでの辞任論が高まることは必至で、大変なジレン

マだったと思います。

 それを逆に、鳩山氏が私も引くので貴方もと、いわば刺し違いで辞任を迫った

わけで鳩山氏にしてみれば、してやったりの心境で、現に鳩山氏の人気は上が

っています。

 一方、郵政民営化を見直す郵政改革法案が衆院を通過しました。1日だけとう異例の委員会審議で可決したのは暴挙で、ここまで与党が今国会成立を急いでいるのは、全国郵便局長会などの意を受けた選挙対策であることは明らかで、野党は猛反発しています。しかし、616日の会期末を控え、社民党が離脱した参院審議は不透明ですから、これまた予断を許しません。

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