片山とらのすけ

おおさか維新の会

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2010.04.20

469号 鳩山内閣の支持率、さらに下落

 鳩山内閣の支持率の下落が止まりません。最近の報道各社の世論調査結果によると、高い順に並べて、読売新聞(支持率33%、不支持率56%、以下同じ)、毎日新聞(33%、52%)、フジTV29%、62%)、朝日新聞(25%、61%)、時事通信(24%、57%)となり、まさに急落です。

 とりわけ、沖縄普天間基地の移設問題で鳩山首相が迷走を続け、内閣そのものも郵政見直しなどで学級崩壊状況にあることが露呈し、鳩山首相の資質に厳しい評価が下されつつあります。いずれの調査でも、不支持の理由として「指導力に期待できない」等の項目が上位を占め、首相自身が支持率押し下げの主因となっていることが明らかです。

 5月末決着を明言した普天間問題の解決に失敗すれば、世論調査ですでに50%を超えている首相退陣の数字がさらにアップし、支持率は10%台まで下がり、政局になるのは必至との見方です。

 首相周辺は、5月危機説の鎮静化に懸命で、首相退陣の可能性を即座に否定し、衆参同時選挙まで散らつかせているものの効果は余りないようですが、それでもこの段階で政府・与党内から明確な首相批判は出ていません。静かなものです。

 民主党が野党時代、自民党政権が解散をせずに、首相交代を繰返して来たことを「政権のたらい回し」と大批判したことの負い目があるうえに、ここで跳びはねて目立っては、却って次で損をするとの様子見もあるでしょう。

 巨大与党・民主党は、最近は本当に「もの言わぬ」か「もの言えぬ」党になったようで、小さな2つの連立与党に振り回されるのもやむを得ないかも知れません。

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