片山とらのすけ

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2010.02.09

449号　小沢氏続投の是非について

　各メディアが、直近に実施した全国世論調査の結果によると、小沢氏は民主党幹事長を辞任すべきだと答えた人は、読売が74％、朝日が68％、毎日が69％、共同が72％となっています。辞任をすべきだと答えた人に限って議員も辞職すべきかと聞いたところ、イエスと答えた人が読売では66％に及びます。

　その小沢氏は、8日昼、首相官邸で鳩山首相と会談、今回の事件で不起訴になったことを踏まえ、首相から幹事長続投の了承を得たことを、記者会見で明らかにしました。また、鳩山首相は、メディアの調査で小沢氏の資金説明に納得せずが8～9割に上がっているにかかわらず、衆院予算委で、小沢氏は一定の説明責任を果たしたとの認識を示しました。さらに、起訴された秘書の石川衆院議員は議員辞職しないと表明しました。

　この結果、鳩山内閣の支持率も、支持と不支持が逆転です。読売で支持率が44％、不支持率が47％、内閣発足以来、ほぼ5か月での逆転で、安倍内閣の6か月、福田内閣の5か月と並んでいます。「政治とカネ」で、ツートップがこの始末なので、国民の政治不信は高まっており、政権運営は全くの正念場を迎えています。

　衆院は、8日、議員480人の資産等報告書を公開しました。読売の集計によりますと、トップは鳩山首相、2位が鳩山元総務相の兄弟で上位を独占。小沢氏は約1億4300万円で12位ですが、その資産の8割は土地で、預貯金はゼロです。例の土地購入の原資4億円は個人資産の貸付けであり、金庫に保管していたとの説明ですが、資産公開では、現金や普通・当座預金は対象となっていないため、コトの真相は判りません。

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