片山とらのすけ

おおさか維新の会

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2010.02.02

447号 谷垣総裁の衆院代表質問について

 鳩山首相の施政方針演説など政府4演説に対する各党代表質問が、21日午後の衆院本会議で始まり、以後3日まで衆・参本会議で行われます。最初の代表質問には、自民党の谷垣総裁が立ちましたが、首相と谷垣氏との論戦は、121日の衆院予算委に続き、今国会で2度目です。

 谷垣氏は、鳩山首相や小沢民主党幹事長の「政治とカネ」の問題を取り上げ、首相の見解をただすとともに、小沢氏の政権や党の運営に対する圧倒的な影響力を指摘し、首相に、「あなたは本当に為政者で、最高意思決定権者なのか。小沢独裁に堕した鳩山政権には、もはや民意に支持された政権としての正当性は失われている」と断じました。

 また、来年度予算案については、昨年衆院選の民主党マニフェストに明白に違反するだけでなく、「子ども手当など理念なき『バラまき』のつじつま合わせに苦心し、一貫性がなく政策体系の体をなしていない予算になった」と批判し、この審議を通じ、内閣総辞職か衆院解散・総選挙を求めることを強調しました。

 鳩山首相は、民主党は健全な党内民主主義を貫いていて、幹事長が党や政府を支配することは一切ない、子ども手当は少子化のなか安心して子育てができる環境を整備するためだとか答弁しました。本会議の代表質問は、質問、答弁ともに用意されたペーパーを読み上げることが多く、予算委のような一問一答による迫力はありません。

それでも今回、谷垣氏は表現や抑揚、繰返しなどに工夫の跡が見られましたものの、まだまだ全体に印象が薄い感じです。再度、衆院予算委の代表質問に立って、長い時間をかけ、徹底的な論戦を鳩山首相に挑んでもらいたいものです。

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