片山とらのすけ

おおさか維新の会

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2009.10.27

419号 臨時国会招集、与野党本格論戦へ

 政権交代後、初の本格論戦の場となる臨時国会が10月26日に召集され、鳩山首相の52分間という異例の所信表明演説がありました。

 理念と鳩山ワードは良いとしても具体性なしが大方の評ですが、28日から3日間、衆参本会議で各党代表質問、その後、両院の予算委員会という恒例のスケジュールとなります。

 さて、これまた政権交代後の初の国政選挙となった25日の神奈川県及び静岡県の参院補選は、
低投票率の中で民主党が2勝し、衆院選での民意がまだ大きく変わっていないことを示しました。

 新政権のマニフェスト実現をめざす一連の姿勢をそれなりに評価していると思われますが、現在は、いわゆるハネムーン期間中で国民とマスメディアも新政権を優しく見ていることも確かです。

 しかし、時日とともに鳩山政権の諸々の問題点が顕在化して来ました。

 まず、第一に首相官邸と小沢幹事長一色の党との連携の悪さです。
 鳴物入り始まった行政刷新会議の「事業仕分け」に新入議員が参加することが一方的にストップされ、作業は中断、官房長官は謝罪をしました。

 政高党低と称しながら実態は全く違うことは明らかです。
 
 第二に、閣内に不協和音がしばしば鳴り響いている点です。
 各閣僚の持ち味発揮と言えばよく聞こえますが、目立ちたがりの個人プレイが多く、来年度予算の再概算要求の圧縮や子ども手当の地方負担、普天間飛行場移設問題等を誰がどう収拾するのか、見通し不明、首相のリーダーシップも見えません。

 第三に、小沢氏の西松建設献金問題を別にしても、鳩山首相の「故人献金」問題がどうなるかです。
 自民党は当然に国会で厳しく追及するでしょうが、その行方には、正に政権そのものの行方がかかっています。

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