片山とらのすけ

おおさか維新の会

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2009.09.29

411号 自民党総裁に谷垣氏

自民党総裁選は、918日に告示され、谷垣、河野、西村の3氏が立候補、立会演説会、テレビ討論、街頭演説などが全国的に行われ、野党の党首選だけにマス・メディアの扱いは大きくなかったものの、28日に投開票され、ご承知のように、谷垣氏が国会議員票、地方票ともに6割を獲得して圧勝、党両院議員総会を経て、第24代総裁に選出されました。

谷垣氏の票は、議員票199票中120票、地方票300票中180票の計300票で、河野氏144票(議員票35票、地方票109票)、西村氏54票(議員票43票、地方票11票)に大差をつけ、党員投票で河野氏に遅れをとったのはたったの3県にとどまりました。なお、党員投票率は46.65%で、前回を大きく下廻りました。

総裁選を通じて、谷垣氏は、党内融和と挙党体制を訴え、河野氏は重鎮の排除と派閥解消を、西村氏は老壮青の結束と世代交代を強調、もう一つ政策論や党再生ビジョンが明らかでなく物足りなさは残りましたが、結果として、谷垣氏の温厚実直な人柄、豊かな閣僚、党役員経験、政策通で安定感があることと合まって、その主張が国会議員、党員の幅広い共感を得たものと考えます。

谷垣氏は、両院議員総会で、「もう一回わが党が国民の信頼を取り戻し、政権復帰できるよう全身全霊を傾けて職務にあたりたい」と挨拶しました。谷垣氏は、今後、党役員人事など新しい体制の構築を急ぎ、自民党再生に取り組むと思われますが、前途は多事多難、直ちに1025日の神奈川、静岡両院の参院補選、引続いて来夏の参院選、国会対策、党財政再建などと難問は山積です。

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