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2009.09.11
406号 自民党再生の道はあるのか
8月30日の衆院選で、自民党は歴史的な惨敗を喫し、衆院で始めて大差の第2党となり、野党に転落したことはご承知のとおりです。その敗因は、様々でしょうが、細川、羽田両内閣の10か月を除いて54年間政権与党であり続けた金属疲労、結果として自民党をぶっ壊した小泉改革の光と影、安倍、福田両氏の相次ぐ政権投げ出し、麻生氏の不甲斐無さと解散時期の見誤りなど、いくらでもあります。
しかも、衆院選敗戦の後処理も良くありません、総裁選を先送りにして首班指名をどうするか揉め、結局は若林両院議員会長にしたものの、イメージダウンは避けられず、来たる総裁選についても、本命不在、無気力試合と悪口を言われています。
私見ですが、自民党再生のためには、離反した自民党支持層をもう一度呼び込み、無党派層の支持を拡げることが必要で、思いつくことをいくつか挙げてみます、①声高に世代交代や派閥解消を叫ぶだけでなく、小さくなった自民党はとにかくまとまることを優先し、これまで以上に老、壮、青の結束した体制を整えること、②政策本位の自民党に脱皮するため、全員参加で小泉改革など過去の政策を総括し、国民目線の思い切った斬新な政策を打出すこと、③その上で、国会とくに予算委などを主戦場にし、必要なら自民党版のネクストキャビネットをつくって、ベテランも進んで理事になり、政府・与党に堂々たる論戦を挑むこと、④今後の候補者のリクルートは、現行の選考、公募以外の全く新しいルートも検討すること、等です。
そして、最後に、来年夏の参院選で改選議席を上廻る立派な成績を残すこと、できれば来月25日の神奈川、静岡両県の参院補選で1つでも勝つことです。
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