片山とらのすけ

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2009.09.09

トラさん日記2009.9.8

○次期総理となる鳩山民主党代表が、9月7日の講演で、わが国の2020年までの温室効果ガスの削減目標（中期目標）につき「1990年比で25％削減をめざす」と表明したことが、大騒動となっています。現政権は中期目標を、かなり無理をして2005年比15％減（1990年比で8％減）としただけに、経済界や関係省庁は大ショックを受け、膨大なコスト負担による経済への打撃を懸念する声が相次いでいます。

　もとより、現政権の8％削減はいわゆる真水（国内削減分のみ）で、一方、鳩山氏の25％削減には、真水のほか、海外での削減協力分や国内の森林吸収量を含み、主要国の参加を前提にしていますが、それらに具体性がないうえに、目標達成に至るまでのプロセス等も一切不明で、マニフェストにのせたから恰好よく打出そうというだけでは、国内はもとより国際的にも、ほとんど説得力はないと思われます。

○午後6時頃から、親しい新聞記者らと懇談したなかで、鳩山代表の新政権移行や人事などの進め方を見ていると、表面に出る以上にブレが目立ち、小沢氏の影響力が見え隠れするとの話がありました。私が、新閣僚人事で何人か以外は一切洩れないのは何故かと尋ねたところ、恐らくまだ決まっていないからだろうとの答えでした。新政権の前途も険しいものがあるようです。

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