片山とらのすけ

おおさか維新の会

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2009.08.28

402号 衆院選の終盤情勢について

連日の選挙情報がマスメディアを賑わし、関係者は一喜一憂しています。本日の終盤情勢の情報を要約すれば、民主党圧勝の大きな流れに変化はないものの、自民党が猛追し、全国的に接戦区、激戦区が増えているとのことです。

今回の選挙に対し、私の受取りと一連のメディアの予測との相違に少し戸惑って来ましたが、現在は次のように感じています。①現在の小選挙区中心の選挙制度では、1つの小選挙区で1票でも多く得票した1人の候補者しか当選できず、自民党候補が追い上げて得票を伸ばしても、1票でも相手候補を上廻らない限り、議席を得ることができないので、大勢に影響はないことになります。

②次に、かつての中選挙区制度では、強いと報道された候補(や政党)の票は、当落線上といわれる候補(や政党)に流れて、バランスをとる揺り戻し現象がよく起きました。強いと予測されることを、多くの候補(や政党)は嫌がったものです。しかし、小選挙区制度では、勝馬に乗りたい、死票にしたくないという感覚が強いと思われます。

③第三に、今回のようにマニフェスト選挙になり、基本的政策に、違いがあるようで実際にはないとすれば、争点を判り易く鮮明に打ち出し、上手に説明した方が主導権をとることとなります。いわゆるワン・イッシュー選挙ではナダレ現象が起こり易いわけで、平成17年選挙が「郵政民営化」、今回の選挙が「政権交代」で、それを仕掛けマスメディアの支持も得ている民主党の方が有利に選挙戦を進めているのは、当然の成行かも知れません。

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