片山とらのすけ

おおさか維新の会

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2009.07.30

394号 食文化について思うこと

旅の魅力の一つは、異なる食文化に触れ、知らなかったおいしい料理に接する驚きと感動にあります。食いしん坊で飲ん兵衛の私にとっては、旅の楽しみの半分以上は飲み食いですから、海外に出かけるときは、できるだけ和食や中華でなく、ご当地の料理と飲み物を優先することにしています。722日から、ヨーロッパに来ていますが、今回もご当地主義を貫いています。

さて、わが国で「地産地消」が言われて久しく、それなりに定着して来ましたが、このところ「食が地方を変える、日本を変える」という運動がアチコチで起きていることは結構なことです。最近、食に無関心な若い世代が急増していて、私はこのままでは、日本の食文化は滅びるのではないかと心配しています。

食環境を整え、良い食材を生産し、良い料理を創り出せば、その地域のイメージと知名度を高め、観光客の増加、売上げの上昇など、地域の活性化につながることは間違いありません。そのためには、地域ぐるみでの努力とともに、農商工の連携、いわゆる6次産業化(1次+2次+3次産業)が必要で、とりわけ農業界と外食・加工産業との連携は不可欠でしょう。

私の郷里の岡山県では、最近、「かきおこ」(海のカキを入れたお好み焼・備前市)、「ホルモンうどん」(牛の炒めたホルモンを入れた焼きうどん・津山市)、「蒜山焼そば」(鶏肉とキャベツを入れた味噌だれの焼そば・真庭市)などのB級グルメが出て来、手軽でかつ値段も安く、若い世代にも人気上昇中で、これが食文化再生のきっかけになるのではないかと、私は大変喜んでいます。

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