片山とらのすけ

おおさか維新の会

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2009.07.24

392号 青少年消防オリンピックについて

 722日から81日までの日程で、ヨーロッパ出張に来ています。主な用務は、722日から25日まで、チェコのオストラバ市で開かれる第17回青少年消防オリンピックに、始めて日本のチームを特別参加させましたが、その激励を兼ね、国際的な消防の諸行事に、日本の代表として出席するためです。

 このオリンピックを主催するのはCTIF(国際消防救助協会)で、ヨーロッパを主に世界47か国が加盟している消防の国際的連合組織ですが、日本は加盟していません。日本がCTIFから遠隔にあることや、加盟国がほとんどヨーロッパでアジアはどこも入っていないことなどを勘案し、現時点では個別具体の活動によってCTIFと連携することが適当だと考えているからです。

 しかし、CTIFのエッガー総裁と私は個人的な親交を深めております。一昨年、私がヨーロッパに出かけたとき、スイス・チューリッヒで始めてお会いしてご馳走になり、昨年5月の東京での消防団国際会議には特別講演者として、こちらがお招きし、今回は、未加盟にかかわらず、日本チームの特別参加を認めてくれています。

 現在、世界主要国の消防をとりまく課題の1つは、消防活動の大きな柱である義勇(ボランティア)消防組織の人員は減少を続けていることです。その対策は、日本が努力しているサラリーマン団員や女性団員増加に併せて、青少年の消防組織の育成・強化を図って、消防団加入につなげて行くことが必要です。今回のオリンピック特別参加が、その動きの一つの転機となることを強く望むものです。

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