片山とらのすけ

おおさか維新の会

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2009.07.17

390号 エコカーと太陽光発電等について

私は、旧聞に属しますけれど615日午前に、倉敷・三菱自動車水島事務所を訪問、加藤所長らのご案内で電気自動車「アイ・ミーブ」の生産ラインを視察して試乗し、市内も走行しましたが、乗り心地は上々で、私は、走る電気自動車のなかで、ガソリン車からのシフトは着実に進むに違いないことを実感しました。

電気自動車になれば、環境汚染、地球温暖化、石油エネルギーの枯渇など、ガソリン車が直面するすべての課題が解決しますし、とくに電気自動車の最大の強味は、走行時のCO₂を全く排出せず、エネルギー効率も高いという点です。すなわち、走行に必要なエネルギーに、火力発電を使用しても、CO₂のトータルな排出量は、ガソリン車の3分の1程度と大幅に削減でき、さらに、太陽光発電や風力発電でそれを賄うとすればCO₂の排出をゼロにできます。

電気自動車の導入には、価格、重量、充電の手間と走行距離など、なおクリアすべき様々な難問がありますが、最大の課題の一つは、再生エネルギー等の調達が家庭などでスムーズにできるかどうかという点です。

政府は、先だって2020年度時点の温室効果ガスの中期目標を「05年度比△15%の削減」とし、そのための施策として、新車販売の半数をハイブリッド車や電気自動車等とすることや太陽光発電を現在の約20倍程度とする目標を掲げ、補正予算にエコカーや太陽光発電などの助成を盛込みました。家庭内で太陽光発電した余剰電力は現在価格の約2倍で買い取る制度も検討しています。エコカーや太陽光発電には、新分野の産業育成の可能性も高く、環境政策のみならず産業政策としても、日本の将来がかかっています。

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