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2009.07.03
386号 総選挙は政策で勝負
7月5日は静岡県知事選、12日は東京都議選の日です。衆院議員の任期満了を9月10日に控え、自民、民主両党による政権をかけた総選挙へのカウント・ダウンが始まりましたが、この2つの選挙は総選挙の前哨戦と位置づけられています。民主党は5月の鳩山新体制以来、さいたま、千葉の政令指定市長選で推薦候補が連勝しており、与党はもはやこれ以上退けないところですが、情勢はきびしく予断を許しません。
麻生総理は、この2つの選挙を勝利するためにも、先だって党役員の刷新と内閣改造を構想したようですが、根回し不足もあり、側近・お友達への反感も強く、与党の大勢は反対となって頓挫、兼務閣僚の負担軽減のため、2閣僚の補充にとどまりました。しかし、私はこの時期の人事は、マイナスの方が大きく、流れて良かったと思います。
2つの選挙が政局に大きな影響を与えることは間違いありませんが、ここは地方選挙と割り切って、その結果でいたずらに「麻生降ろし」に走ることは自民党にとって、イメージ的にも決して得策ではないでしょう。
今、与党がやることは、早急に、マニフェストをまとめ、政策で真っ向から民主党など野党を迎え撃つことです。「政権交代」で甘い幻想を国民に与え、財源論なきまやかしの政策を掲げている民主党などに対し、責任与党として実現可能な、痛みもある堂々たる政策を打ち出し、論破して行くことが必要です。
自民党は、立党以来、これだけの日本をつくって来た「実績」と「実力」を持ち、国民に「安心感」と「安定感」を与え続けて来ております、その自信をもう一度今、とり戻すべきだと考えます。
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