片山とらのすけ

おおさか維新の会

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2009.05.20

373号 鳩山新執行部人事、決まる

民主党は、519日午前、党本部で両院議員総会を開き、鳩山代表、岡田幹事長ら新執行部人事を正式に決定しました。小沢前代表は新設された選挙担当の代表代行に就任、これはご本人の要請によるとの話です。菅、輿石両代表代行は再任され、代表代行は3人体制となりました。         

幹事長代理に野田氏が充てられましたが、小沢傀儡との見方が強いことを意識し、代表選で岡田氏を支持した野田氏を幹事長代理とすることでバランスをとったようです。直嶋政調会長や山岡国対委員長など他の主要役員は再任され「次の内閣」メンバーもほとんどが続投となりました。

 鳩山執行部は、これで挙党体制を確立できたので、後は党内の結束を図って次の衆院選で政権交代だと胸を張っていますし、確かに最近の調査によれば、民主党の支持率は回復傾向で、どちらが総理にふさわしいかも鳩山氏が麻生氏より優位ですが、与党などからは、表紙と目次が変わっただけで中味は少しも変わっていない、鳩山氏は小沢氏の全くの操り人形、小沢氏は権力を今まで通り握りながら党首としての説明責任を負わない立場となって完全な院政が敷かれた等々と手きびしい批判が相次いでいます。

 私は、鳩山民主党が変わるのかどうかを見るには、次の3点にあると講演、TVなどで言っていますが、それには、何よりも小沢カラーの払拭が要件で、具体的には、①党内で自由にして闊達な議論が可能となるのか、②政局・選挙至上主義を脱却し真摯な政策論議が中心となるのか、③西松建設献金問題に対する十分な説明責任を果たせるのか、です。さて、鳩山民主党はこれにどう応えますか。

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