片山とらのすけ

おおさか維新の会

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2009.02.10

345号 麻生内閣の支持率と解散の時期

麻生内閣の支持率が、報道各社が268日に全国世論調査した結果に基づき、210日発表されました。読売新聞では麻生内閣の支持率は19.7%(前回は20.4%、以下同じ。)で、不支持率は72.4%(72.3%)、朝日新聞では支持率14%(19%)、不支持率73%(67%)、共同通信では支持率18.1%(19.2%)、不支持率70.9%(70.2%)、NHKでは支持率18%(20%)、不支持率71%(71%)となり、いずれも支持率は20%を割り込み、かつ下降傾向が続いています。しかも、歴代内閣に比べて、不支持率が格段に高いことに特徴があります。調査方法は違いますが、2割を下回る支持率は過去にも極めて例が少なく、他の調査項目も数字が悪化し、政府・与党にとっては相当に深刻な事態となって来ました。

 解散・総選挙の時期については、来年度予算案と予算関連法案の成立後で、早ければ4月中、下旬以降、常識的には5月上旬位かと言われて来ましたが、それには、内閣支持率の回復と景気の底打ち、反転が必須の要件となります。内閣支持率がせめて30%程度まで戻ればというのが与党側の強い願望ですが、それには高い不支持率を支持率に転化させなければならず、かなり難しい注文です。景気についても悲観的で、近々発表される昨年1012月のGDP2桁のマイナスになるのではないかと言われ、本年13月は、トヨタなどの例を見てもさらに悪化するとの見方もあります。とすれば、総理が悪い結果が確実な総選挙を選択する筈はなく、解散はさらに延びて、当面は見通しつかずという結論になります。

                    平成21210

 

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