片山とらのすけ

おおさか維新の会

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2008.09.30

309号 麻生流の所信表明演説

 麻生新首相は、929日午後の衆・参本会議で初の所信表明演説を行いました。衆院解散・総選挙をにらみ、民主党に対し、国会運営に対し合意形成の用意はあるのか、国会に提出した本年度補正予算案に対し賛・否はどうか、インド洋での海上自衛隊の給油活動についての見解如何などをただす異例の形の演説で、同党との対決姿勢を前面に押し出しました。また、2011年度の基礎的財政収支(プライマリー・バランス)の黒字化は達成すべく努力することや、75歳以上を対象とした後期高齢者医療制度は1年をメドに見直しを検討することも明言しました。 

 所信表明演説として、野党をこれだけ意識した内容は型破りで、衆院総選挙を目前に控えて、与野党の差違、とくに野党の無責任さを際立たせるため、逆質問するという麻生流の作戦でしょう。この演説に対し、野党は猛反発をしていますが、101日に代表質問をする小沢氏はどう対応するのか、一説には麻生首相の挑発に乗らず、淡々と民主党の政権構想を示す意向だとも伝えられています。いずれにせよ、これまでのやや儀礼化した所信表明と代表質問を国民が熱い関心を注ぐものに変えることは、形の如何を問わず私は大賛成です。

平成20930

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