メールマガジン
2008.09.16
305号 政界のご意見番コーナーで
自民党総裁選はたけなわですが、9月7日(日)の「サンデープロジェクト」に続き、9月14日(日)の「報道2001」で、各候補者の政見を聞き、コメンテーターとして意見を申し上げる機会を得ました。また、番組の後半では、野党各党の代表と意見交換をすることもできました。5人の総裁選立候補者は、連日、各地で演説会、討論会を続けていますので、主張も滑らか、応酬も息が合い、政策論議もそれなりに深化していますが、対立軸が定かでなく、迫力にやや欠けることは否めず、後1週間、どのように論議を本格化し、盛上げるのかが焦点です。野党は、お祭り騒ぎだとか、茶番劇だとか批判していますが、何となく負け惜しみ風ですし、民主党が代表選を無投票にし、しかも出たい人を寄ってたかって抑え込んだ感じを世間に与えたことは大きなイメージダウンになっています。
さて、当日の番組の最終に、政界ご意見番のコーナーというのがあり、今後の政局の予測を聞かれました。私は、政権交代率は40%で、総裁選を含む今の好調が続けば比較第一党は自民党、自公で過半数は確保、しかし現状の3分の2の維持は難しく、したがって国会は「ねじれ」でなく「本ねじれ」となると申し上げました。そうなれば国会は機能マヒ、国政は大停滞で、それを打開するためには、大連立か、自民、民主の離党組を含む新党ができての中連立か、パーシャル連合か、政界再編か、政局は流動化し、不透明になる恐れが強く、大変心配なことを付け加えました。間もなく下される国民の審判が賢明、適正であることを心から願っております。
平成20年9月16日
2016.07.09
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