片山とらのすけ

おおさか維新の会

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2008.09.02

301号 福田総理、退陣表明

 福田総理は、9月1日午後9時半から首相官邸で緊急記者会見を行い、退陣する意向を表明しました。
 私は当日は、午後7時からマスコミ関係者と会食中でしたが、そこへ総理の緊急記者会見の報が入り、8時半は9時半に延びましたが、総理執務室ですでに1時間近く麻生幹事長、町村官房長官とで協議していることも判かり、場合によっては退陣表明かと推測したものの、この時期にどういう理由によるのかは全員判りませんでした。

 総理は記者会見で、理由については、「新しい布陣のもとに政策の実現を図っていかなければならないと判断」と述べ、時期については、「今が政治空白を作らない一番いい時期と判断した。臨時国会が順調にいくためには、ほかの方がやっていた方がよりよくなる」と説明しました。

 丁度1か月前の8月1日に内閣改造を行い、就任後初めて自前の内閣を作ったばかりで、この体制で衆院解散・総選挙に打って出るのではと大方が受取っていた矢先の退陣表明で、いくら内閣支持率が低迷、政権浮揚の展望なしとしても、昨年の安倍前総理の辞任から1年も経っていない訳で、TVのインタビューにサラリーマンが「自民党はこれで2アウト、もう交代したほうがよい」といった言葉が印象的です。

 自民党は近く総裁選を行い、後継総裁を選出しますが、このダメージから脱却し、どのようにイメージ・アップを図って行くか、後継総裁の荷は大変に重いものと考えます。

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