メールマガジン
2008.08.26
299号 北京オリンピックの総括
数々の熱戦が連日展開され、私も時間の許す限りTVにかじりつき、寝不足状況が続く原因だった北京オリンピックが終了しました。
メダル数は、金9銀6銅10の計25個で、「金10含むメダル30以上」という目標には届かず、金メダル16、メダル総数37だった前回のアテネ大会には遠く及びませんでしたが、それ以前に比べると相当によい成績であることは確かで、福田日本選手団・団長が言うように、選手達は大変よく戦ったと私も率直に認めます。
しかし、お家芸である柔道の不振、金メダル悪くてもメダル確実と言われた野球の惨敗、故障続出で補欠も出せなかったマラソンなど、期待を大きく裏切った一方、男子平泳ぎ2冠の北島選手、女子ソフトボールの優勝、女子レスリングの健闘などは多くの国民に感動を与え、見事でした。
今の国際ルールや審判、判定に問題があるとしても、それは他の国も同じこと、その制約のなかで戦うかしかない訳で、今後わが国はどうすべきか、それぞれのスポーツの裾野を拡げて世代交代を進めるとともに、選手の養成、選抜や練習方法について勝てる工夫をするしかありません。中国のように国営で特別に選手の養成・強化を図ることはともかく、次期開催国イギリスの躍進をみても、スポーツ振興、オリンピック勝利のため衆知を集め、関係予算を充実することからまず始めなければならないと思われます。
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