片山とらのすけ

おおさか維新の会

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2008.08.12

295号 北京オリンピックを見て

 北京オリンピックが始まり、5日間経ちました。夜遅くまでTVを見ることが続き、寝不足の人も多いようです。それにしても、8月8日夜8時8分(現地時間)に始まった開会式は、史上空前の204国・地域の参加、80か国の首脳が出席したのにふさわしく、まことに派手なもので、良く言えば華麗絢爛、悪く言えば、お金と手間と時間を惜しみなくかけた一大ページェントでした。

 オリンピックはもともと市の主催で、今回も北京市が中心の筈ですが、「中国人民の悲願」ということのなか、「国威発揚」と「国家の威信」をかけた国のオリンピックという感じが濃厚で、過剰な整備、過剰な規制など、ちょっと違和感があります。

 この5日間、日本勢は苦しい戦いを続けています。現時点で金メダルは2個、柔道男子66kg級の内柴正人選手と競泳男子100m平泳ぎの北島康介選手で、お二人とも2大会連続の金メダル獲得です。勝つことは難しいが、勝ち続けることはもっと難しいと言われる、それを乗越えての勝利ですから見事なもので、心からのお慶びを申し上げます。

 私は、高校、大学で柔道をやり、段位も5段ですが、オリンピックを含めて最近の柔道に強い不満を持っています。審判による「指導」とか「有効」とかの判定が幅を利かし、それを狙ってのチマチマ、コセコセ技が多く、有利になれば時間稼ぎで、しっかり組んで本格的な技を競う「技あり」「一本」の本来の柔道と異質なものとなっているからです。

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