片山とらのすけ

おおさか維新の会

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2008.08.05

293号 改造内閣の支持率調査について

 福田内閣の改造後、報道各社が8月1~3日に実施した世論調査の結果が、このところ相次いで発表されました。

 これが社によってバラバラ、最大で17.3%もの差が出て話題となりましたが、私の経験からしても、こんなことは余りなかったような気がします。改造内閣の支持率が最も高かったのは読売新聞で41.3%(前回調査に比べ+14.7%、以下カッコ内は同じ。)、次が日経新聞で38%(+12%)、後、共同通信31.5%(+4.7%)、産経新聞29.3%(+7.6%)、毎日新聞25%(+3%)と続き、最も低いのは朝日新聞24%(±0%)です。前回に比べ支持率が5%以上伸びたのは、高い順に読売、日経、産経の3社、逆に5%以下だったのは、低い方から朝日、毎日、共同の3社で、私の独断からすると、これは政府・与党に対する報道各社のスタンスと奇しくも一致しています。

 報道各社が政府・与党にそれぞれの意見・評価を持つことは当然ですし、調査の結果に差があることは普通ですが、これだけ差が大きく、しかも各社のスタンスと違わないとすると、調査の客観性、信用度が疑われてもやむを得ないでしょう。

 電話による調査は、聞き方によって回答が違って来るようですし、調査数も多くて1000人ですから、もともと調査の精度には限界があります。それを、新聞では第一面のトップで扱い、TVでは何度も繰返すわけですから、大変なアナウンス効果です。これからは、報道各社は、この種の調査結果はより慎重に扱うべきですし、受取る側も報道リテラシーを持って接することが必要です。

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