片山とらのすけ

おおさか維新の会

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2008.08.02

292号 福田改造内閣スタート

 福田総理は、8月4日という大方の予想を覆して、8月1日、内閣改造と自民党役員人事を断行しました。

 ただし、改造内閣の正式なスタートは、皇居の認証式を経て8月2日からとなります、改造に先立って行われた党4役人事は、古賀選対員長を除く、3名の交代となりましたが、国対委員長、幹事長代理は留任です。

 その日に出演したTBSの特番でも私は申し上げましたが、党役員人事の目玉はいうまでもなく麻生幹事長の登用で、この人事は常識的と言えば常識的ですが、サプライズと言えば正にサプライズで、挙党体制確立という大義名分と福田、麻生両氏の思惑がどうにか一致した結果でしょう。
 
 新4役の平均年齢は70歳なので新鮮味に乏しいと言うキャスターに、私も同世代だが、総理も含めて今の70歳代は結構若く、年齢×0.7の実力だと言っておきました。

 改造内閣の方は、留任4名、交代13名、新入閣5名、女性2名、民間1名の構成となり、顔ぶれは、派閥領袖を含めて重厚な布陣で老壮青のバランスもとれた、実務型の仕事師内閣という印象です。

また、与謝野経済財政相、伊吹財務相の起用は、財政再建重視だとメディアは評していますけれど、果たしてどうなのか、『消費者重視』『生活者の目線』というキャッチフレーズに野田、中山氏など関係閣僚は十分に応えることができるのか諸々の興味があります。

 福田総理はこの内閣を『安心実現内閣』と命名しましたが、そうだとすれば内外の厳しい情勢と支持率低迷の中でスタートする『自前』の内閣が、国民の安心のためにどういう政策課題をどのように実現して行くか、そのビジョンと道筋をしっかりと示すことがまず求められると考えます。

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