メールマガジン
2008.07.17
287号 小山田先生の叙勲祝賀会で
7月16日午後6時から、ホテルオークラで小山田恵先生の叙勲祝賀会が開かれ、私も出席し、祝辞を申し上げました。
小山田惠先生とは長い付合いです。先生は、平成元年、全国自治体病院協議会の役員になられ、平
成12年からは8年間会長を勤められましたが、私も平成元年、参議院議員となるとともに自民党自治体病院議連の役員となり、奥野先生引退の後を受けて平成15年から4年間は会長を勤め、先生と一緒に自治体病院の存続・充実のため奮闘し合いました。
先生は、お礼の言葉の中で、私を特別に誉めて下さいましたが、諸々のお礼を言うべきはむしろ私の方です。
自治体には、国や民間がやれない地域のやらない医療をやらなければならない責務があります。格差の中でも医療格差は最も深刻な格差であり、この解消は最終的には自治体病院にかかっているのが現状です。そのために、自治体病院は慢性的な医師不足と経営悪化の中で悪戦苦闘しています。
この改善、とくに根本的な医師不足・偏在の是正を強く訴えられ、行動を起こしたのが先生であり、それに呼応して立ち上がったのが自民党の議連でした。その動きが大きな流れとなり、与党を動かし、政府もそれまでの医師は不足していないという考えを転換したのが平成18年8月の「新医師確保総合対策」でした。
これを皮切りに、医師の増員・派遣の諸政策が順次具体化して行くことになりました。
とにかく、火を付け煽ったのは小山田先生、その不動の信念と熱情に打たれ、全面的に協力したことを私は今、誇りに思っています。
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