メールマガジン
2008.07.02
283号 中国で思ったこと
北京での日中消防定期協議の後、訪問団一行とともに敦煌、西安を訪れ、大連へも一泊しました。
昨年、来日した孫・中国消防協会長は私にチベットへ行くことを勧め、自分も同道するからというお話でしたが、今年の一連の騒動を見て、中国側に迷惑をかけてはと思い、私の方から辞退しました。
敦煌と西安は始めての土地ですが、百聞は一見に如かずで、イメージとは違いました。敦煌はシルクロードの拠点でロマンと謎の街と言うより、平場で明るく健康なところでしたし、西安はかつて夢の都・長安と言われただけあって歴史の重みは随処で感じましたものの、活気ある工業都市でもありました。
北京は、毎朝スモッグ風で、オリンピックを1か月後に控え、大気汚染が気になりました。大気汚染対策として、北京では7月20日から、
①私有車のナンバープレートを奇数、偶数に分けて規制、
②公有車の70%使用禁止、
③トラックの市内立ち入り禁止をするとともに、建設工事(2000か所あるとの説)の規制も行う
とのことですが、こういうストレートな対症療法だけでいいのかどうか、私は疑問に思います。また、中国でも物価上昇、とくに食料品の上昇が問題となっていますが、ガソリン価格も目ざましく上がっています。
と言っても小売価格は1リッター=93円で、わが国よりはるかに安く、その理由は、原油精製過程か
何かに国庫補助を出しているからで、その額は2兆円以上だと聞きましたが、中国としては何よりもまず省エネに努め、消費抑制や効率化に励むことが必要でしょう。
2016.07.09
2016.06.29
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