片山とらのすけ

おおさか維新の会

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2008.06.18

279号 景気判断、下方修正へ

 政府は、6月16日、月例経済報告の関係閣僚会議を開き、景気の基調判断を3か月ぶりに下方修正しました。すなわち、5月の「回復はこのところ足踏み状態」から、6月は「回復は足踏み状態にあるが、このところ一部に弱い動きがみられる」と修正、項目別では、輸出、生産、企業収益の企業関連の3部門について判断を引き下げました。

 確かに企業部門の景況は数字上はよくありません。

 政府は個人消費や設備投資など内需は横ばいで推移しているとして、景気は踊り場のではあるものの、年率2%程度の実質成長で、名目成長率が一貫して実質を下回っていたため、好景気の実感は乏しいものでしたが、地方経済、中小企業や家計がやっと上向いて来ただけに、できるだけ下振れリスクから脱却し、踊り場から着実に上り階段へ進む努力が求められます。

 要注意は、景気が悪化する中でのインフレで、これは絶対に避けなければなりません。

 国際的に物価体系が変化する中での難しさはありますが、国内物価への転嫁をなだらかに進めることや、金融政策や税制対応で十分な配慮をすることも必要です。

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