メールマガジン
2008.04.11
260号 党首討論・盛上がる
福田総理と小沢民主党代表による今国会初の党首討論が4月9日(水)に行われ、珍しくハイテンションの論戦となりました。
福田総理が就任以来の「低姿勢・対話」路線をかなぐり捨て、日銀人事などで逆質問を繰り出し、民主党の対応を批判、小沢代表もこれにかたくなに反論、ヤジも賑やかで、前回とは一転、きわめて対決的な党首討論となりました。
これについては様々な評価ですが、私は野党側の質問に総理が淡々と答える従来のスタイルよりは本音をぶつけ合う今回の方がはるかに良かったし、国民の関心、メディアの反応も高かったと思います。
さて、この党首討論を受けて、政府・与党は道路特定財源の一般財源化について合意案を決定し、与野党協議に臨む考えのようです。ただし、閣議決定や正規の党内手続は、与野党合意の後との話です。合意案は福田総理の3月27日の提案を肉付けしたもので、新たに「必要と判断される道路は着実に整備する」が加わり、「地方財政に悪影響を及ぼさないように措置する」も暫定税率失効中の地方自治体への減収対策を含めて盛込まれています。
いずれも自民党内の異論や地方自治体の懸念に配慮したものですが、この合意案に対し、野党がどのような対応をするかが、次の焦点です。
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