片山とらのすけ

おおさか維新の会

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2008.03.28

256号 福田総理の新提案は

 3月27日(日)午後4時から、福田総理は首相官邸で緊急の記者会見を開き、平成21年度から道路特定財源を廃止し、一般財源化することを表明、その他にも、

 ①10年間59兆円の道路整備中期計画を5年間に短縮し新たに策定、

②今年末の税制抜本改正時に暫定税率のあり方を検討、

 ③道路関連公益法人への天下り排除や随意契約見直し

 を挙げ、さらに、一般財源の使途や道路整備のあり方を検討する与野党協議会の設置を呼びかけました。「決意」という言葉を何度も使い、「私は最後まであきらめない」と語り、税制関連法案の年度内成立ができなくても、この新提案は実現させると明言、悲愴感さえ漂わせていました。  総理の新提案は、今迄の政府・与党の考えからすれば相当踏込んだものであることは確かですが、民主党など野党はこれを拒否する姿勢ですし、与党、とくに自民党では党内手続きを経ておらず、簡単に飲み込むかどうか予断を許しません。

  福田総理は、今回、これまでの福田イメージを変えるトップダウン手法をとり、記者会見で国民に直かに訴える新スタイルを打出したわけで、私個人は仲々考えたなと感じましたし、新提案の中味も結構、国民世論を見てのものですが、暫定税率維持を含めて一般財源化するとすれば、税制全般との整合性をとりながら、道路の受益ということで特別の負担を課して来た納税者の同意をとることが必須の要件だと考えます。

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