片山とらのすけ

おおさか維新の会

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2008.01.29

239号 大阪府知事に橋下氏当選

 1月27日、投開票された大阪府知事選で、橋下徹氏が他の候補を大差で破り、初当選しました。橋下氏は、自民党府連の推薦、公明党府本部の支
持を受けた無所属新人で、職業は弁護士ですが、TVなどのタレントとしても有名です。年齢は38歳、現職知事では全国最年少だし、戦後の知事では、3番目の若さだそうです。良くも悪くも言動が目立つ橋下氏は、選挙期間中、茶髪や色付きメガネのスタイルをやめ「真面目さ」を表へ出しつつ、無党派層への支持拡大をにらんで「政党色」を消す戦術を選択、圧倒的な知名度で20~30歳代の若年層や女性を中心に浸透し、裏方に徹した自民・公明の組織力にも支えられて票を積み上げ、圧勝を勝ち取りました。衆・参ねじれ現象のもと、苦しい政権運営を迫られている政府・与党は一息ついたことでしょう。

 知事にも流行があり、戦後の大阪府知事を大胆に分けても、官僚知事→学者知事→実務家知事→タレント知事→女性知事と続き、ある意味で時代の要請のよったとも言えます。一年前登場した宮崎県の東国原知事が派手なパフォーマンスでマス・メディアの寵児となっていますが、橋下知事がどういう知事像をめざすのか、また、大阪府知事が取組むべき最大の課題は、地盤沈下しつつある大阪経済の再生と危機的状況にある府財政の再建で、場合によっては二律背反となるこの課題をどう調和しながら実現して行くかです。橋下知
事は行政経験はなく、手腕も全く未知数ですが、若さと実行力で、難題にどう体当たりをして行くのか、期待して見守りたいと考えます。

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